どうも。アートの世界を探検しつつ、自分でも絵を描いてるSai(@saisei_to_hakai)です。
大正〜昭和時代の版画家、川瀬巴水についてまとめました。以下にお伝えします。
美術ファン歴30年の僕がお伝えするよ!
【川瀬巴水】は現代的で美しい版画家《ジョブズも心酔》
川瀬巴水
- 1883-1957年、大正〜昭和時代の浮世絵師、版画家
- 現在でいう港区新橋が出身地
- 組紐職人の家の長男として生まれる
十代の頃から画家を目指して日本画を学ぶが挫折。
家業を継いでも画家になる夢があきらめきれなかったので、商売を妹夫婦に任せる。
再び日本画の修行をしようとするも、「20代後半からじゃちょっと…」ということで西洋画をすすめられる。
して西洋画を学んでみるがなじめず、頼みこんで再び日本画を学ぶ。
絵の仕事がもらえるようになった頃、同門の伊東深水が制作した木版画「近江八景」に衝撃を受け、版画に興味を持つ。
子供の頃からよく見てた風景を描いた絵をもとに、試しに版画を作ってみたら好評を得る。
以降は日本各地を旅して描いた絵から版画を制作するのがメイン。
海・山・往来といった風景に雲・夜・雪が綾なす旅情的&詩情的な風景版画を制作。
衰退してく浮世絵版画を復興するため新しい版画を確立した。
川瀬巴水は海外で人気《スティーブ・ジョブズが大ファン》
川瀬巴水は海外の鑑定家が広めたことで海外での評価が高く、葛飾北斎・歌川広重に並ぶ人気があるそうで。
スティーブ・ジョブスが友人宅で川瀬巴水の版画を見て以来、美的センスや製品作りに影響を受けたもよう。
ジョブズが亡くなる直前まで川瀬巴水の家族と交流があったようです。
川瀬巴水、『美の巨人たち』で見かけて気になってました。構図とか現代的だし色味もばえるし、めっちゃいいですよね。
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