どうも。カルチャーマニアのSai(@saisei_to_hakai)です。
アジア各地に暮らす苗族(ミャオ族)は、華やかな民族衣装で知られています。
ミャオ族の面白さをお伝えしつつ、感化されて描いた長角苗族の絵をのせます。
民族衣装が華やかな【ミャオ族】が面白い《長角苗族を描く》
苗族(ミャオ族。自称は「モン」)は、中国、タイ、ラオス、ミャンマー、ベトナムの山岳地帯に住む民族です。
一口にミャオ族といっても、衣装や方言などもバラバラで多様。
最大の特徴は煌びやかな女性の衣装。その土地で全く別モノなので130種以上あるといわれます。
【長角苗族について】
この大きな頭飾りをしてるのが長角苗族。
その昔、他の民族に攻められた長角苗族は山に逃れました。
森によって守られたので、山の植物を崇拝していて、どの村にも女人禁制の「神の森」があるといいます。
動物崇拝もあって、特に牛は神聖な動物。長角苗族の特徴的な髪飾り(弓状の櫛)は、牛の角を模したものみたいです。
【長角苗族の特徴的な髪飾り】について
この特徴的な髪飾りは「長角」と呼ばれるもの。水牛の角を模した長さ50センチ以上の木製の櫛。長角ミャオ族の名前はここから来てます。
お祭りの時には、この長角に毛糸(約2.5メートル)を巻き付け、大きなマゲを結う。この毛糸は、先祖代々の女性の髪の毛が編み込まれているみたいです。
未婚の女性はマゲを結った後、うなじのあたりに花飾りを付けるとのこと。
マゲの重さは3〜5キロと重たいので、支えるために腰に両手を当てたポーズを取ります。
【長角苗族の民族衣装】について
長角苗族の民族衣装には以下の特徴があります。
- 女性の民族衣装は明るく華やか
- 鮮やかな刺繍がふんだんに施されている。
- その家その家で作っているので同じものはない
- 腹部あたりには前掛け
- 下には横縞模様の刺繍が施されたフレアスカート
お祭り【跳花坡】について
長角ミャオ族の一番大きな祭りで「跳花坡(節)」というものがあります。
これは祖先を偲ぶとともに、未婚の若者たちが知り合って恋人同士となる恋愛の祭典。
ミャオ族いわく「跳花をしなければ、男女も所帯を持ちがたい」とのことで、大事な出会いの場です。
ミャオ族は「男は水、女は山」と考えており、「水は山を回って流れる」という理に沿っているんですね。
お祭り当日は、大きな髷を結った若い女性たちが広場を埋め、楽しげに踊ります。
ミャオ族の若い男たちは気に入った女性を探し、女性たちは綺麗に飾りを整えたり食事を支度したりして男性を待つみたい。
「蠱毒」はミャオ族の呪術
ちなみにマンガなどで見る呪術「蠱毒」はミャオ族から来ており、蠱毒使いはみんな女性とのことなので、チャラ男が悪さしようもんなら…大きなしっぺ返しがあるかもしれません。
絵『文化と文様シリーズNo.047 ミャオ族/長角』
そんなミャオ族の文化を描いたのがコレです。
このシリーズ初のデジタルで描いたので、色もいろいろ変えられる。
華やかで鮮やかな文様が美しいミャオ族でした。
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