どうも。アートの世界を探検しつつ、自分でも絵を描いてるSai(@saisei_to_hakai)です。
「アートとデザインの違い」について学び直したので、わかりやすくまとめていきます。
【アートの教科書】②アートとデザインの違いは《使えるかどうか》
よく混同されてしまいがちな「アート」と「デザイン」ですが、デザインはアートの中から取り出された「使える実用的なもの」のことです。
例えば、人の顔や花や木が描かれた絵があったとして、見る以外に使い道ないですよね。これはアート。
Tシャツに人の顔や花や木がプリントされていたら、見るだけじゃなく着ますよね。こっちはデザイン。
仮にTシャツのデザインを現代アーティストに任せて、おっぱいや男根だらけのTシャツが出来上がってきたら困りますよね。「き、着れね〜」っていう。
なので着れる範囲で、着たくなるようなデザインのTシャツが作られるわけです。
デザインは実用性があって、僕らの生活に入ってくるものです。
逆にアートは「道具として使える」ということはなく、純粋に鑑賞するためだけのものです。
もしかしたら「過激な男根Tシャツこそ最高にクールなTシャツだ!」と価値が発見されてデザインになる日が来るかもしれませんが。
ちなみに純粋なアートは「純粋芸術(Fine Art)」と言われ、デザインは「応用芸術(Applied Art)」とも言われます。
「じゃあアートって使い道のないムダなものじゃないの?」と思うかもしれませんね。
昔からある「アート」という大きなくくりから「デザイン〜」だったり「音楽〜」だったり「建築〜」だったり、どんどん名前がついてって、残ったしぼりカスがいまの「アート」。
なので「使い道がないムダなものじゃん」と思うかもしれません。が、まだ価値を見出されていないだけかもしれません。
価値があるのかないのかわからない、見たあなたの胸に湧きおこる「?」はアートの醍醐味です。