【アートの教科書】11.アートの歴史をたどる《現代アート》

【アートの教科書】11.アートの歴史をたどる《現代アート》

【アートの教科書】11.アートの歴史をたどる《現代アート》

どうも。アートの世界を探検しつつ、自分でも絵を描いてるSai(@saisei_to_hakai)です。

アートの歴史について学び直したらめちゃくちゃ面白かったので、「現代アートの時代」をわかりやすくまとめていきます。

さい
これを読めばここ数十年の現代アート史がわかる!
前回の「近代〜現代美術」まではこちら↓

【アートの教科書】11.アートの歴史をたどる《現代アート》

【アートの教科書】11.アートの歴史をたどる《現代アート》

現代アートで挙げるのは以下の3つです↓

  • ポップ・アート
  • ミニマル・アート
  • コンセプチュアル・アート

アンディ・ウォーホルなどが出てきてどんどん今現在に近づいてくる時代。どんなアートが出てきたのか…いってみましょー↓

①ポップ・アート

ポップ・アート

第二次世界大戦が終わった後。先進国は大量生産・大量消費の世の中になります。

そんな現代生活を批判する者もあれば、新しい風景として大衆文化をアートにする者も出てきたんですね。

アーティスト達は、これまでの良しとされる美術品と日常で使う生活品に挟まれて、違和感が出てきたのでしょう。「そーゆー時代じゃない」と。

前の抽象表現主義に反発するようにポップ・アートが人気になっていきました。

有名なアーティストは、アンディ・ウォーホル、ロイ・リキテンスタインなど。

水玉模様で知られる草間彌生さんもポップ・アートに分類されます。他にも横尾忠則さん、田名網敬一さん、村上隆さんなどがポップ・アートの文脈をくんでいます。

ミニマル・アート(ミニマリズム)

ミニマル・アート(ミニマリズム)

1960年代~70年代アメリカを中心に起こったミニマル・アート。周囲の空間を含めた作品になってることが多いです。

本質じゃないムダはそぎ落として反復!前の抽象表現主義を受け継ぎつつ、「抽象」を突き詰めようとしました。

デザイン、ファッション、音楽などでもありますね。音楽だとスティーヴ・ライヒとか。ミニマルテクノだとジェフ・ミルズとか。

自分で「おれミニマリストだから」って言うやつはちょっと鼻につく、でおなじみのミニマルです。

代表的なアーティストは、コンスタンティン・ブランクーシ、フランク・ステラ、カール・アンドレ、ドナルド・ジャッド、リチャード・セラ、ダン・フレヴィン、ロバート・モリス、ソル・ルウィットなど

③コンセプチュアル・アート

コンセプチュアル・アート

1917年に便器がアートとして出品された頃から時は経ち。流れをくんで1960年代後半から出現。「コンセプトやアイデアが作品の核!」というのがコンセプチュアル・アート。

作品に込められた概念を重視するようになりました。もうモノじゃなくて考えや構想だけでもいいと。

「これからはコンセプチュアル・アートの時代や!」ってなって実際、郵便やファックスや電話なども作品に使われたみたいよ。

「現代アート」と言われるものは、ぼぼコンセプチュアル・アート。なんかもう哲学。

絵画作品を見る時代から思えば遠くへ来たもんだ。絵を見る感覚で実際の作品を見ても「は?なんだよこれふざけんな!」となることも多いと。「アートって何だかよくわからない」と言われてしまう族の親玉。

しかしアートの歴史をたどってくると、表現についてもがいてきたのがよくわかるので「なるほどそうなるのかー」という感じもする。

代表的なアーティストは、マルセル・デュシャン、イヴ・クライン、ピエロ・マンゾーニ、ジョン・バルデッサリ、ローレンス・ウェイナー、ダグラス・ヒューブラー、ジョセフ・コスースなど。有名な日本人はオノ・ヨーコ。

現代アートは他にもいろいろある

他にも、

  • グラフィティアート
  • オプティカル・アート
  • メディアアート
  • プログラマブルアート

など挙げたらもっといろいろ出てくるわけですが、ここでは大きな美術の歴史をまとめているので。細分化したジャンルはまたの機会にやります。

さい
というわけで現代までの振り返りアート史はひと通り終わり!

『現代アート』までの歴史で起こった変化

さて、原始の美術から現代アートまでを見てきました。これまでにどういう変化があったのか、ざっくり振り返ってみましょう。

時代と呼応するように変化するアートが面白い↓

他の【アート】についてのページはこちらにまとめています↓
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