どうも。アートの世界を探検しつつ、自分でも絵を描いてるSai(@saisei_to_hakai)です。
アートの歴史について学び直したらめちゃくちゃ面白かったので、「現代アートの時代」をわかりやすくまとめていきます。
【アートの教科書】11.アートの歴史をたどる《現代アート》
現代アートで挙げるのは以下の3つです↓
- ポップ・アート
- ミニマル・アート
- コンセプチュアル・アート
アンディ・ウォーホルなどが出てきてどんどん今現在に近づいてくる時代。どんなアートが出てきたのか…いってみましょー↓
①ポップ・アート
第二次世界大戦が終わった後。先進国は大量生産・大量消費の世の中になります。
そんな現代生活を批判する者もあれば、新しい風景として大衆文化をアートにする者も出てきたんですね。
アーティスト達は、これまでの良しとされる美術品と日常で使う生活品に挟まれて、違和感が出てきたのでしょう。「そーゆー時代じゃない」と。
前の抽象表現主義に反発するようにポップ・アートが人気になっていきました。
有名なアーティストは、アンディ・ウォーホル、ロイ・リキテンスタインなど。
水玉模様で知られる草間彌生さんもポップ・アートに分類されます。他にも横尾忠則さん、田名網敬一さん、村上隆さんなどがポップ・アートの文脈をくんでいます。
ミニマル・アート(ミニマリズム)
1960年代~70年代アメリカを中心に起こったミニマル・アート。周囲の空間を含めた作品になってることが多いです。
本質じゃないムダはそぎ落として反復!前の抽象表現主義を受け継ぎつつ、「抽象」を突き詰めようとしました。
デザイン、ファッション、音楽などでもありますね。音楽だとスティーヴ・ライヒとか。ミニマルテクノだとジェフ・ミルズとか。
自分で「おれミニマリストだから」って言うやつはちょっと鼻につく、でおなじみのミニマルです。
代表的なアーティストは、コンスタンティン・ブランクーシ、フランク・ステラ、カール・アンドレ、ドナルド・ジャッド、リチャード・セラ、ダン・フレヴィン、ロバート・モリス、ソル・ルウィットなど
③コンセプチュアル・アート
1917年に便器がアートとして出品された頃から時は経ち。流れをくんで1960年代後半から出現。「コンセプトやアイデアが作品の核!」というのがコンセプチュアル・アート。
作品に込められた概念を重視するようになりました。もうモノじゃなくて考えや構想だけでもいいと。
「これからはコンセプチュアル・アートの時代や!」ってなって実際、郵便やファックスや電話なども作品に使われたみたいよ。
「現代アート」と言われるものは、ぼぼコンセプチュアル・アート。なんかもう哲学。
絵画作品を見る時代から思えば遠くへ来たもんだ。絵を見る感覚で実際の作品を見ても「は?なんだよこれふざけんな!」となることも多いと。「アートって何だかよくわからない」と言われてしまう族の親玉。
しかしアートの歴史をたどってくると、表現についてもがいてきたのがよくわかるので「なるほどそうなるのかー」という感じもする。
代表的なアーティストは、マルセル・デュシャン、イヴ・クライン、ピエロ・マンゾーニ、ジョン・バルデッサリ、ローレンス・ウェイナー、ダグラス・ヒューブラー、ジョセフ・コスースなど。有名な日本人はオノ・ヨーコ。
現代アートは他にもいろいろある
他にも、
- グラフィティアート
- オプティカル・アート
- メディアアート
- プログラマブルアート
など挙げたらもっといろいろ出てくるわけですが、ここでは大きな美術の歴史をまとめているので。細分化したジャンルはまたの機会にやります。
『現代アート』までの歴史で起こった変化
さて、原始の美術から現代アートまでを見てきました。これまでにどういう変化があったのか、ざっくり振り返ってみましょう。
時代と呼応するように変化するアートが面白い↓